「北九州国際漫画祭2016」の一環として、創作ジャンル専門の同人誌即売会「コミティア」の「見本誌読書会」を開催いたします。
「北九州国際漫画祭2016」関連イベント
オリジナル同人誌即売会「コミティア」見本誌読書会
日 時 2016年9月25日(日)11:00~19:00 ※入館は18:30まで
会 場 北九州市漫画ミュージアム 5階 企画展示室B
内 容 「コミティア」見本誌を会場に設置し、自由に閲覧していただきます。
※椅子も用意しています。混雑の場合はゆずりあってご利用ください。
参加費 無 料 ※常設展チケットも不要です
主 催 北九州市漫画ミュージアム
★同会場で17:00から19:00まで、「九州コミティア」設立に向けての
有志ミーティングを行います。関心がおありの方は、ぜひお気軽に
ご参加ください。詳しくはこちら⇒九州コミティア・ミーティング
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「コミティア」は1984年に誕生し、30年余りの歴史を持つ同人誌即売会です。現在は東京で年に4回開催され、約3000~5000のサークル・個人の出展者と、約1万5000~2万5000人の来場者があるとのこと。他に、北海道・みちのく・新潟・名古屋・関西でも定期的に開催されています。
同人誌即売会は、元来はマンガファン同士の交流の場として誕生し、それゆえ、いわゆる「パロディ同人誌」あるいは「二次創作同人誌」が大きなウェイトを占めています。しかし「コミティア」は創作ジャンル、つまりオリジナル作品に絞り込んだ形で開催され、会場にはマンガ雑誌各誌の編集部が原稿持ち込み用のブースを構えるなど、作家育成の側面を強く持っています。例えば「文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」受賞作家を例にとるならば、武富健治(「鈴木先生」)、白井弓子(「天顕祭」)、こうの史代(「夕凪の街 桜の国」)、岩岡ヒサエ(「土星マンション」)、西村ツチカ(「なかよし団の冒険」)、おざわゆき(「凍りの掌 シベリア抑留記」)、田中相(「千年万年りんごの子」)と、多くの個性的な作家を輩出しています。
「見本誌読書会」とは、「コミティア」の過去の回に出展された同人誌を読むための集まりで、東京をはじめ、「コミティア」の開催がある地域では定期的に開催されています。当日の会場では出会えなかった作品にあらためて出会うための機会として、また、これから出展を考えている作家の参考のために行われるものです。
当館ではこれまで、創作支援・人材育成の見地から、この「見本誌読書会」を2度にわたり開催し(2014年9月、2016年4月)、いずれも好評を博しました。その間、九州でもコミティアの同人誌即売会を!という声が大変に多く、当館としてもその実現可能性を探るべく、コミティア実行委員会様や地元の同人作家様と協議を続けて参りました。その結果、定期開催の実現に先立って、当館の企画展示室を使っての小規模な創作同人誌即売会を来年2月18日(土)に開催する運びとなっております。
3度目となる今回の「見本誌読書会」では、これまでどおり、多彩な創作同人誌を自由に手にとって存分に楽しんでいただくと共に、「九州コミティア」の設立に向け、ボランティアスタッフの募集や、ご意見・ご要望のアンケート調査も行います。皆様ぜひ、ふるってご参加ください。