1970年代、「ポーの一族」や「トーマの心臓」で少女漫画の新境地を切り開いた、大牟田市出身の漫画家・萩尾望都。近年では、福島第一原子力発電所事故に材を取った「なのはな」や、16世紀フランスを舞台に史劇に初挑戦した「王妃マルゴ」など、旺盛に創作を続け、読者を魅了しつづけています。
このたび、童話集『銀の船と青い海』(河出文庫)の出版を記念して企画され、東京・京都で大好評を得た原画展が、北九州と博多でも開催の運びとなりました。
美しいカラー原画を間近でご覧いただき、萩尾望都の繊細にして鮮烈な世界を心ゆくまでご堪能ください。
萩尾望都 原画展~『銀の船と青い海』出版記念~
●北九州会場●
【会 期】2015年9月5日(土)~10月5日(月)
【会 場】北九州市漫画ミュージアム 6階
常設展示エリア「あしたのギャラリー」
【休館日】毎週火曜日
(9/22開館、9/24振替休館)
【観覧料】常設展チケットまたは年間パスポートが必要です
【主 催】北九州市漫画ミュージアム
【協 力】河出書房新社、スパンアートギャラリー、
京都国際マンガミュージアム
☆展示作品
『銀の船と青い海』収録作品より、イラストレーション原画18点
「ポーの一族」「バルバラ異界」など、その他イラストレーション原画9点
「トーマの心臓」漫画原稿8点
肉筆同人誌『キーロック』第6号 ※北九州会場のみ
古雑誌から作った手作りアンソロジー4点 ※北九州会場のみ
★『キーロック(キーロックス)』について
1965年、大牟田市で、漫画家志望の高校生たちが漫画同人グループ「キーロックス」を結成。メンバーには後に漫画家としてデビューし活躍する、福山庸治、原田千代子、平田真貴子、そして萩尾望都がいた。
当時はコピー機が普及しておらず、肉筆の生原稿を自分たちで綴じて雑誌の形にし(=「肉筆同人誌」)、仲間うちで回覧して互いに批評しあい、研鑽を深めていた。
※今回、原田千代子氏が大切に保存されていた肉筆同人誌『キーロック』(または『キーロックス』)の実物をお借りして、特別に展示しています。手に取って読むことはできませんが、萩尾望都による漫画作品のページを開いて、ケース内に展示していますので、ごく一部ですが読むことができます。なお資料保護のため、開くページは毎週土曜日ごとに変えていきます。
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【会場限定 オリジナルグッズの販売】
東京・京都・博多各会場で大好評を博した、オリジナルグッズを販売いたします。
いずれも他ではお買い求めになれません。この機会にぜひお求めください。
額装付き複製原画「セレナーデ」23,760円[税込]
※受注生産・後日発送・別途送料申し受けます
額装付き複製原画「目覚める者よ」23,760円[税込]
※受注生産・後日発送・別途送料申し受けます
額装付き複製原画「思い出の音がする」23,760円[税込]
※受注生産・後日発送・別途送料申し受けます
◎童話集『銀の船と青い海』など、河出書房新社刊行の関連書籍も販売いたします。
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●博多会場● ※会期終了
2015年8月20日(木)~8月29日(土)/会期中無休
※諸星大二郎 原画展 ~『マッドメンの世界』出版記念~と同時開催
アンスティチュ・フランセ九州 5階ギャラリー
〒810-0041 福岡市中央区大名2-12-6
福岡市地下鉄空港線「赤坂駅」3番出口より徒歩0秒。「天神駅」より徒歩6分
TEL:092-712-0904
開場時間 11:00~19:00(土・日11:00~18:00)
入場料 300円
※入場者全員に「諸星大二郎・萩尾望都 非売品ポストカード」(各1枚・計2枚)を進呈