2012年10月15日
職場体験に来られました。
北九州市漫画ミュージアムに、湯川中学校の生徒2人が職場体験に来られました。
午前中はメーテルさんの衣装を着て受付の応対を。午後は学芸員と司書のお仕事を手伝っていただきました。
最初は緊張していた2人も、仕事をしているうちにリラックスしてきたのか、お昼には笑顔も見えてきた様子。
学芸員の仕事では貴重な漫画原稿の保存方法を、司書の仕事ではコミックの装備をしていただきました。
両方ともはじめての経験なので、とても熱心にメモをとっていました。
まず、資料保存の意義について説明を受け、2人は白手袋をはめてスタンバイ。
複製原稿を使って、資料整理の一端を体験していただきました。
今回は保存用の薄葉紙を用い、専用の封筒に原稿を入れて、専用の保存箱に納めるという方法にトライ。
学芸員の手順を見たあと、即座にとりかかる2人。緊張していたかもしれませんが、保存箱のフタを閉めるまでしっかりした手つきで作業していました。
「保存する」という観点から漫画にふれてもらう、今回のような体験は、漫画文化の振興という当館の目的の大事な要素の一つと言えるでしょう。
学芸員さんから引き続き、図書担当のお仕事も体験してもらいました!
閲覧ゾーンに来ていただいた方はお気づきかと思いますが、漫画ミュージアムの本にはフィルムでカバーをかけています。(一部を除く)
二人には、このフィルムをかける体験をしていただきました。
実はこれ、機械などがやっているわけではなくて、全て手作業でカバーをしていってるんですよ!
機械がやってくれたら・・・と思うこともしばしばですが、1つ1つサイズが違うので、そうはいかないんですよね。
はじめは説明をしながら一緒にカバーをかけてもらって、1冊終了。
さて、次は実践です。
ここからは一人でカバーをかけてもらいました。
心配で手を出してしまいそうになるのを我慢しながら見守っていたのですが・・・
二人ともなかなか筋がいい!
初めはぎこちなかった手つきも、2、3冊もやるとスーイスイってできるようになっていくんですね!
やっぱり若者は覚えるのが早いなぁと感心しきりでした。
まだまだ頑張ってくれているお二人でしたが、残念ながら時間がなくて今回はここで終了。
地味な作業で、満足してもらえたかすごく心配ですが、すごく助かりましたよ☆
ありがとう!
2人とも漫画はよく読んでいるようで、漫画ミュージアムの仕事にも興味津々という感じでした。質問攻めにあってたじたじになる場面も(笑)
将来はイラストレーターやパティシエになりたいとのこと。夢が叶うといいですね!