北九州漫画ミュージアム

ひとことブログ

2024年10月10日
(510)ファッションがテーマの漫画を展示 おしゃれは何のため?

★過去記事のアーカイブ掲載になります。各種情報は新聞掲載時点のものです。★
連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第510回
『西日本新聞』北九州版 2024年10月6日(日)朝刊 16面掲載
ファッションがテーマの漫画を展示
おしゃれは何のため?

だんだんと暑さも和らぎ、少しずつ外出する意欲も回復してきた10月。外に出かけるとなると、何となく身だしなみも気になるところですが、北九州市漫画ミュージアム閲覧ゾーンでは現在、メークやファッションについてさまざまな視点から描いた漫画を集めた特集展示を行っています。

 これまでこのジャンルでは、業界を描いたお仕事漫画や、美容のテクニックなどを紹介する実用的な漫画が目立っていましたが、最近はファッションを通して自分を見つめ直す、内面的な動きに光を当てる作品が増えてきました。

 中でも『着たい服がある』(常喜寝太郎・著/講談社)や、『だから私はメイクする』(劇団雌猫・原案、シバタヒカリ・著/祥伝社)などからは、「おしゃれ」が礼儀やTPOなど社会的な評価によるものだけでなく、自分の気持ちを高めたり、勇気を持ったりするための自己表現であるということを改めて考えさせられます。

 来る12日には、小倉北区の西日本総合展示場・新館でファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」が開催されます。北九州市では8回目となる本イベントですが、当日はそれぞれ気合の入った装いの来場者で小倉駅周辺も大にぎわい!目にも華やかです。さまざまなファッションの人が集まりますので、こんな日なら普段と違う装いにもチャレンジできるかもしれないですね。

 今回紹介した漫画のほかにも参考になる作品をたくさんご用意しておりますので、会場にお越しの際はぜひ当館にもお立ち寄りくださいね。

(図書担当 田中千尋)

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