北九州漫画ミュージアム

ひとことブログ

2023年06月05日
(442)市制60周年の北九州 市内スポット 作品に登場

★過去記事のアーカイブ掲載になります。各種情報は新聞掲載時点のものです。★
連載コラム『出会い 探検 漫画ミュージアム』第442回
『西日本新聞』北九州版 2023年6月4日(日)朝刊 16面掲載
市制60周年の北九州 市内スポット 作品に登場

 

 門司市、小倉市、若松市、八幡市、戸畑市の旧5市が合併し「北九州市」が誕生して、今年2月で60年を迎えました。今回は漫画に登場する、60年以上の歴史を持つ北九州市のスポットをご紹介します。

 北九州市と山口県下関市を結び、1958年に開通した「関門国道トンネル」には、徒歩で通行できるトンネルが併設されています。この「人道トンネル」が登場するのは、サッカー千葉ユニティの熱烈なサポーター・エリとハルが地方に遠征し、スタジアムのグルメを堪能する『ぺろり!スタグル旅』(能田達規/ヒーローズ)です。

 エリとハルが人道トンネルを踏破して、北九州へ上陸する姿が描かれています。また北九州のスタジアムグルメの紹介では、地元のソウルフードが満載!かしわうどんに焼きカレー、地ビール…。どれも魅力的で読者の胃袋を刺激します。

 同じ58年にオープンした「小倉市営野球場(現北九州市民球場)」は、野球少年・中西球道の活躍と成長を描いた『球道くん』(水島新司/小学館)に登場します。

 この作品は北海道・小倉・浦安が舞台で、主人公の義父・中西大介がプロ野球選手として移籍した小倉イーグルス本拠地として「小倉市営野球場」が描かれています。野球場での試合はもちろん、小倉駅や小倉城など、なじみ深いスポットも登場します。

 歴史の深い北九州市の風景や施設は、さまざまな作品に描かれています。市政60周年のこの機会に、漫画を手に聖地巡りをしてみてはいかがでしょうか。

(図書担当 原田佳織)