北九州漫画ミュージアム

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2015年8月16日〜2015年8月16日
公開研究会「マンガとコンテンツツーリズム」

北九州現代文化研究会 公開研究会
日本マンガ学会 九州マンガ交流部会 第39回例会

マンガとコンテンツツーリズム

 

 北九州市漫画ミュージアムでは、漫画文化を様々な側面から紹介する意図で、漫画やアニメについて学術的に検討する公開研究会を、「日本マンガ学会」など学術団体との共催で継続的に開催しています。

 このたび、「北九州現代文化研究会」の主催で、「マンガとコンテンツツーリズム」をテーマに公開研究会を開催することとなりました。アニメや漫画のファンが作品の舞台となった場所に足しげく通う、“聖地巡礼”とも言われる近年の現象を、社会学など学術的な見地から考察しようとするものです。

 専門の研究者の方だけでなく、他の分野の研究者や、地域振興事業の関係者、あるいは一般の漫画ファン・アニメファンの方でも、ご関心のある方はぜひご参加ください。

日 時:2015年8月16日(日)14時~17時
場 所:北九州市漫画ミュージアム 6階イベントコーナー

 4名の発言者がそれぞれの視点で15~20分程度の研究報告を行い、参加者と共に討論を行います。

 発言者とテーマ[予定・順不同]

須藤 廣(法政大学大学院政策創造研究科教授)
 
関東の事例からみるマンガとツーリズム

福島 勲(北九州市立大学文学部准教授)
 宗教文化としての「聖地巡礼」~ヨーロッパの事例から

濱野 健(北九州市立大学文学部准教授)
 
社会学における「マンガとコンテンツツーリズム」の研究動向

表 智之(北九州市漫画ミュージアム専門研究員)
 <マンガ×地域振興>の現状とコンテンツツーリズム

定 員:30名程度・申込不要

参加費:無料(入館には常設展チケットまたは年間パスポートが必要)

主 催:北九州現代文化研究会
共 催:北九州市漫画ミュージアム、北九州市立大学文学部濱野研究室、
    北九州市立大学文学部福島研究室、法政大学大学院須藤研究室、
    日本マンガ学会 九州マンガ交流部会

開催趣旨:これまで、私たちが観光者として現地に足を運ぶ理由は、現地でしか見たり、聞いたり、味わうことのできない「リアル」な体験を期待してのことでした。しかし、「コンテンツツーリズム」という概念は、私たちに「リアル」を超えたものへの新たな経験をもたらします。そこではマンガやアニメは、「観る」ものに変化を遂げました。そこから、今や「マンガ」という文化そのものの意味も変わりつつあるような気がします。そこで今回は「聖地巡礼」現象を中心に、マンガを「観る」という経験について、社会・文化・歴史・地域など、様々な角度から考えてみたいと思います。

以前の公開研究会の様子(2013/12/23)