「北九州市表彰 特別市民栄誉賞」受賞記念展
北九州市での松本零士の足跡
～この街の風土、漫画と人との出会い～

高校生のころの執筆中のスナップ写真
(C)松本零士／零時社

　「銀河鉄道999」などで世界的に知られる漫画家・松本零士氏は、小学生から高校卒業までの多感な時期を北九州市小倉で育ち、高校在学中にデビューしました。小倉の街で文化や風土に学び、さまざまな人との出会いの中で、助けられ、励まされながら成長して、東京の漫画界へと羽ばたいていったのです。

　苦闘の末に数多くのヒット作を得て、大成するのですが、その根っこは小倉の街で学んだことが支えていました。2016年に新聞に掲載されたロングインタビューでは、「小倉の風土、漫画と人との出会いが無ければ今の私は無」い、と言っておられます。

　この展示では、昨年２月13日に星の海へと旅立たれた松本零士氏を偲び、また、「北九州市表彰 特別市民栄誉賞」をこのたび受賞されたことを記念して、松本零士氏の北九州市小倉での青春時代を写真や習作や逸話で振り返ります。漫画家を目指して邁進した松本少年の情熱の輝きと、そんな少年を助け、励まし、育んだ、この街の熱気とを、感じ取っていただければ幸いです。

【展覧会概要】

【会　　期】2024年2月10日（土）～4月21日（日）

【開館時間】11:00～19:00
※入館は閉館の30分前まで

【休 館 日】毎週火曜日

【場所】北九州市漫画ミュージアム 常設展示室「あしたのギャラリー」
　　　　（北九州市小倉北区浅野2-14-5　あるあるCity 6階)

常設展チケット（一般480円・中高生240円・小学生120円）でご覧になれます
★2024年3月31日まで小中学生の常設展観覧料は無料です★
※療育手帳・身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその付添人は無料（付添人については1名まで。なお、身体障害者の付添人は、当該身体障害者手帳の等級が1級～4級までの場合に限る）。

1954年のデビュー作「蜜蜂の冒険」表紙（私家版単行本）　(C)松本零士／零時社