コミックの仕事は、
一人の天才によるものだけではなく、
多くの才能を結集したチームのもの。
作品のクオリティ維持にチームの貢献があったことを、
さいとう・たかをは忘れませんでした。
さいとう・たかをの志を受け継ぎ、
分業システムにより、エンタテイメントの王道をいく
作品創りにチャレンジする次世代の制作者たちに。
■さいとう・たかを賞 受賞作品展■
【会期】2024年4月27日(土)~6月9日(日)
【会場】北九州市漫画ミュージアム6階常設展エリア「あしたのギャラリー」
【主催】北九州市漫画ミュージアム/さいとう・たかを劇画文化財団
【協力】横手市増田まんが美術館/(一財)横手市増田まんが美術財団/一般社団法人マンガナイト
常設展観覧券(一般480円・中高生240円・小学生120円)または年間パスポートでご覧になれます
「ゴルゴ13」や「鬼平犯科帳」(原作:池波正太郎)などで知られる劇画家、さいとう・たかをは、日本の漫画界に分業制を導入し、確立させたパイオニアです。「さいとう・たかを賞」は、その志を受け継ぎ、シナリオ(脚本)と作画の分業により制作された優れた漫画作品を顕彰するため、2017年に一般財団法人さいとう・たかを劇画文化財団により創設されました。この展示では、第1回から最新の第7回(2023年12月発表)まで、歴代の「さいとう・たかを賞」受賞作品を複製原画で展示します。
◆展示作品
第1回受賞「アブラカダブラ 〜猟奇犯罪特捜室〜」
原作:リチャード・ウー 作画:芳崎せいむ
連載:小学館『ビッグコミックオリジナル』
第2回受賞「イサック」
原作:真刈信二 漫画:DOUBLE-S
連載:講談社『月刊アフタヌーン』
第3回受賞「レイリ」
原作:岩明 均 漫画:室井大資
連載:秋田書店『別冊少年チャンピオン』
第4回 さいとう・たかを賞 <特別賞> 武論尊
第5回受賞「Shrink 〜精神科医ヨワイ〜」
原作:七海仁 漫画:月子
連載:集英社『グランドジャンプ』
第6回受賞「ケーキの切れない非行少年たち」
原作:宮口幸治 漫画:鈴木マサカズ
連載:新潮社『くらげバンチ』
第7回受賞「ABURA」
原作:NUMBER 8 作画:貘九三口造
連載:小学館 マンガワン
第1回~第5回の選考の模様と、
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◆第5回~第7回の最終選考会の様子は、「さいとう・たかを劇画文化財団」オフィシャルサイトの「ニュース」欄の「劇画文化財団のお知らせ」にて公開中です。
⇒「さいとう・たかを劇画文化財団」オフィシャルサイト