日本漫画家協会 九州・中国ブロック 展示コーナー
海 峡 マ ン ガ 合 戦
vol.12 遠野かず実
2017年4月29日(土)~6月30日(金)
会期中に遠野かず実先生最新オリジナルグッズを販売!
この機会をお見逃しなく!
6階常設展示エリア「漫画こぼれ話」では、「海峡マンガ合戦」と題して、日本漫画家協会の九州ブロックと中国ブロックに所属する作家のミニ個展を継続的に開催しています。
4月29日(土)から6月30日(金)までは、中国ブロック会員である遠野かず実先生の作品を展示します。
遠野先生は1985年のデビュー後、少女漫画誌や女性漫画誌などで活躍。SF仕立てのラブストーリーで注目されます。漫画に限らず様々なテクニックを用いたイラストレーションも多数手掛け、その写実的でありながら空想的な世界観、また透明感のある神秘的な色彩はわたしたちの想像力を刺激します。
本展では過去に描かれたカラーイラスト作品を中心に、一筆描きで優美に描かれた「墨絵」イラスト、写真とのコラージュ作品、漫画原稿など多彩に展示します。
この機会に、遠野先生の画業の一端に触れてみませんか?
©遠野かず実
【遠野かず実 プロフィール】
山口県下関市出身・在住の漫画家。
1985年白泉社よりデビューし、『形而上のマリア』『ラプンツェル』など、
SF仕立てのラブストーリーで注目される。
漫画だけでなく、挿画や、実験的な手法で描かれたイラストレーションなども手掛ける。
現在は漢方をテーマにしたエッセイコミック『わたしは漢方美人』を
「月刊オフィスユー」(集英社クリエイティブ)にて連載中。
【このコーナーについて】 日本漫画家協会 九州ブロックと中国ブロックの漫画家の皆さんの作品を展示してご紹介する、常設コーナーです。関門海峡をのぞむ北九州の風土にちなみ、「海峡マンガ合戦」と名づけました。双方のブロックから交互に作家が「出場」し、腕を競い合います。とは言え、「漫画/まんが/マンガ/MANGA」は非常に幅広く、多種多様な表現方法があります。海外には「コミック・ストリップ」や「バンド・デシネ」など、日本の漫画とは異なる表現方法のものも。ここでご紹介する作家・作品も、風刺漫画やストーリー漫画、イラストエッセイなど、とても幅広いものになるでしょう。それぞれの魅力にふれていただき、漫画の豊かな可能性を感じ取っていただければ幸いです。
【日本漫画家協会について】 日本漫画家協会(JCA:The Japan Cartoonists Association)とは、様々なジャンルの漫画家たちで構成される公益社団法人です。正会員1126名と、名誉会員7名、賛助会員59法人をあわせて、1192名の会員が所属しています(2016年4月1時点)。優れた作品や作家を表彰する「日本漫画家協会賞」の選定をはじめ、漫画文化の振興につとめています。