日本漫画家協会 九州・中国ブロック 展示コーナー
海 峡 マ ン ガ 合 戦
vol.19 鈴見敦
2018年7月14日(土)~9月14日(金)
6階常設展示エリア「漫画こぼれ話」では、「海峡マンガ合戦」と題して、日本漫画家協会の九州ブロックと中国ブロックに所属する作家のミニ個展を継続的に開催しています。
2018年7月14日(土)から9月14日(金)までは、現在「月刊少年エース」で活躍中の鈴見敦先生【九州ブロック】の作品をご紹介します。
2002年頃から、イラストレーターとしてカバーアートを手掛け、また多くの小説や雑誌にイラストを提供していた鈴見先生は、漫画作品も定期的に発表していました。初の長期連載作となった『Venus Versus Virus』(KADOKAWA/「月刊電撃コミックガオ!」連載)で大きな人気を獲得。同作品はTVアニメ化・ドラマCD化されました。以降も『アメフラシ』(講談社/「月刊少年シリウス」連載)、『ナイトメア・ゴー・ラウンド』(スクウェア・エニックス/「ヤングガンガン」連載)、『うるわし怪盗アリス』(ストーリー監修:田中ロミオ、KADOKAWA/「電撃大王ジェネシス」連載)など話題作を発表。また、2010年にスタートした『東京レイヴンズ』(原作:あざの耕平、キャラクター原案:すみ兵、KADOKAWA/「月刊少年エース」連載)は17年に完結を迎え、著者最長の連載作となりました。
シリアスからコメディ、アクションまで幅広く手掛ける鈴見先生は少年漫画界きってのオールラウンダーと言えるでしょう。そんな鈴見先生が創り出す、時にかわいらしく、時にかっこいい、表情豊かで魅力的なキャラクターたちは唯一無二の存在です。
本展では、先生がこれまでに発表した作品の中から『東京レイヴンズ』、そして最新作である『放課後カグラヴァイブス』を中心に、カラーイラスト・モノクロ原稿などをご紹介します。いよいよ7月末に発売となる『放課後カグラヴァイブス』1巻と合わせて鈴見敦先生の世界をお楽しみください!
■鈴見敦 プロフィール■
漫画家・イラストレーター
『Venus Versus Virus』(KADOKAWA/「月刊電撃コミックガオ!」連載)
『アメフラシ』(講談社/「月刊少年シリウス」連載)
『ナイトメア・ゴー・ラウンド』(スクウェア・エニックス/「ヤングガンガン」連載)
『うるわし怪盗アリス』(ストーリー監修:田中ロミオ、KADOKAWA/「電撃大王ジェネシス」連載)
『東京レイヴンズ』(原作:あざの耕平、キャラクター原案:すみ兵、KADOKAWA/「月刊少年エース」連載)
『放課後カグラヴァイブス』(KADOKAWA/「月刊少年エース」連載中)
など著書、イラスト提供作品多数
【このコーナーについて】 日本漫画家協会 九州ブロックと中国ブロックの漫画家の皆さんの作品を展示してご紹介する、常設コーナーです。関門海峡をのぞむ北九州の風土にちなみ、「海峡マンガ合戦」と名づけました。双方のブロックから交互に作家が「出場」し、腕を競い合います。とは言え、「漫画/まんが/マンガ/MANGA」は非常に幅広く、多種多様な表現方法があります。海外には「コミック・ストリップ」や「バンド・デシネ」など、日本の漫画とは異なる表現方法のものも。ここでご紹介する作家・作品も、風刺漫画やストーリー漫画、イラストエッセイなど、とても幅広いものになるでしょう。それぞれの魅力にふれていただき、漫画の豊かな可能性を感じ取っていただければ幸いです。
【日本漫画家協会について】 日本漫画家協会(JCA:The Japan Cartoonists Association)とは、様々なジャンルの漫画家たちで構成される公益社団法人です。正会員1284名と、名誉会員5名、賛助会員61法人をあわせて、1350名の会員が所属しています(2017年4月1日時点)。優れた作品や作家を表彰する「日本漫画家協会賞」の選定をはじめ、漫画文化の振興につとめています。